みなさんはカラスカレイをご存じでしょうか?
Googleでの検索件数を見てみますと、銀ダラの3,990,000件に対し、カラスカレイは252,000件と圧倒的に少ないことが分かります。
認知度は低いですが、回転ずしのエンガワとして多く出回っていますので、ひょっとしたら知らない間に、多くの方が食されているかも知れませんね。
今回はそのようなカラスカレイについてのご紹介です。
① カラスカレイとはどんなお魚?
カレイ目カレイ科カレイ亜科カラスガレイ属カラスガレイ種ですので、正式にはカラスガレイという名前です。
ただ、先程ご紹介したGoogleでの検索件数で見てみますと、
カラスガレイ(135,000件)に対し、カラスカレイ(252,000件)と『カ』が濁らない方での認知度が高いので、以後もカラスカレイで統一することにします。
オホーツク公海の漁場 水産庁 平成29年度 国際漁業資源の現況より |
北大西洋の漁場 水産庁 令和2年度 国際漁業資源の現況より |
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【分布】カラスカレイの棲息域は200 mから1600mにかけての深海で、水温マイナス1°Cから4°Cの海域を好むとされています。上記地図のように北半球一帯に分布し、北大西洋と北太平洋の双方に棲息しています。
参加国同士の協定により、現在は厳しい漁獲制限が設けられています。
【特徴】寿命は20年近いとされており、体長が1mにもなる大型種です。体高はあまり高くはなくスラっとしていますが、有眼側、無眼側ともに身に厚みがあります。脂の乗りがよいのが特徴です。

「カラス」という名称と「魚体の見た目」からでしょうか、認知度が上がらないのが大変残念なところです!
② カラスカレイの輸入量と最新状況
参考:みなと新聞様 2022年2月16日配信の電子版より(有料記事)
これまでは高級魚である『カレイ』や高騰を続ける『白身のトロ…銀ダラ』の代用品として扱われてきましたが、ここにきて海洋資源保護の強化や新型コロナによる輸送関係の問題もあり、その輸入量が4年ぶりに減少に転じました。
これにより、国内の原材料不足がにわかに進んできており、問題解消の見通しが立たないことから、「原料を持っている業者の多くは、既存の取引先のみに売っている状況」とは関係者の話です。

関係者の続きとしまして、今後については「値段が下がる要素は今のところ見当たらない」とし、「かつて850円だった時期もあり、そのラインまで上がることもあり得る」と話されています。先行きが心配ですね!
③ カラスカレイの美味しさを伝えたい!
実は、管理人の私も運営会社にお世話になるまではカラスカレイの存在すら知りませんでした(^^;;
オンラインショップを開設するにあたり、試食会を通して初めてその存在を知ることになるのでが、マナガツオをはじめとした高級食材と比べても遜色のない味わいに驚いたものです。
何と言ってもそのお値段の手ごろさです。回転ずし等で重宝されているのも理解できますね。
名称や体色からは想像もできない大変きれいな白身魚ですし、何より『ホロホロとした食感』は格別で、お魚嫌いの方に一度は試していただきたいお勧めナンバーワンの食材です。

銀ダラがそうであったように、いつかは高級魚扱いになるかも知れませんね!
④ ショップの【カラスカレイ】をご家庭で!

カラスカレイの皮は少し硬いので、オンラインショップでは皮なしのものを全て骨取り済みで販売しています。西京漬・吟醸粕漬・幽庵漬(照り焼き風味)を取り扱っていますので、ご購入をご検討頂ければ幸いです(^^;;