オーロラサーモンは、その名称から輝かしいブランドを彷彿とさせるような逸品となっています。
何だか高級感漂う、美味しそうなネーミングですよね。
オンラインショップでの取り扱いはありませんが、今回は、名前の由来やカロリー、安全性などをご紹介致します。
① オーロラサーモンとはどんなお魚?
オーロラサーモンとは、ノルウェー王国のレロイ シーフード社が養殖生産しているアトランティックサーモン(大西洋の鮭)のブランド名です。
日本国内での生産はなく、主として航空便により輸入されています。
ちなみに気になる魚種は、サケ目の唯一の科であるサケ科に属する分類です(Wikipedia)。また、オーロラが実際に見えるほど北緯の高い地点で飼育されることも、名称の由来になっています。
その最大の特徴は養殖方法にあります。ノルウェーでは、いけす内の密度は25kg/㎡という基準がありますが、オーロラサーモンは平均9kg/㎡としています。そのため、自然に近い健康的な環境で泳ぎ回れることが可能となっています。
この結果、オーロラサーモンは脂が良く乗っていて、くせも少なく食べやすい特性に魅力があります。
しかし、主に寿司店や海鮮料理店などで取り扱われており、スーパー等で見かける機会はなかなかありません。
② オーロラサーモンのカロリー
どんなに美味しくても高カロリーでは敬遠されてしまいますね。
銀のさら公表ではひと握り79kcalとなっています(eatsmart)ので、高カロリー食品には当てはまりません。
なお、農林水産省発表データの1日に必要なエネルギー量の目安平均2,200kalと照らし合わせてみても、オーロラサーモンのカロリーが高くないことは一目瞭然です。

お酒をお供にして贅沢に楽しんでも大丈夫!ただし、お酒はほどほどに (^^;;
③ おすすめのオーロラサーモンのレシピ
オーロラサーモンを入手したとき、一般的な刺し身として味わうほかにも楽しみ方が多くあります。
・野菜たっぷり健康志向のオーロラサーモンカルパッチョ
・オーロラサーモンあんかけ
などなど……
ソテーならオーロラサーモンはたっぷりの脂が乗っているため、バターなしでも調理できるのが嬉しいところ。
野菜を添えるなら水菜やリコピンやビタミンを含むトマトだと、健康に気を配る方にもうってつけです。
サーモン特有の「くせ」をほとんど感じることがありせんので、和風・洋風・中華風とどのようなスタイルの量にもマッチしてくれる万能的なサーモンです。
④ オーロラサーモンの安全性
サーモンには寄生虫による食中毒の心配がついてまわりますが、ノルウェー産サーモンの信頼性はもはや実証済みです。
このことが、日本での爆発的なサーモン生食ブームを引き起こしました。詳しくは『子供から大人まで大好物の【生食用サーモン】をご紹介!』をご参照ください。
また、厚生労働省の指針(-20℃で24時間以上冷凍する)がありますので、生食用として販売している商品にはまず食中毒の心配はありません。

ちなみに、かねてつ水産オンラインショップでは上記推奨を上回る「-40℃以下で24時間以上急速冷凍」されたもののみを販売しています。
⑤ なかなか店頭に並ばない理由
レロイ社WEBより一部抜粋 (赤囲み一部加筆修正)
最大の理由は「量よりも質」を優先した販売戦略により、ブランドイメージの固定化を図った商品となっているからです。
養殖地域も上記地図を見てもお分かりのとおり、ノルウェー北部の限られた地域でのみ生産されています。
そのため収穫できる絶対量が、他のアトランティックサーモンやノルディックサーモンに比べてはるかに少ないことが特徴として上げられます。
現在ではこのことに加え、ウクライナ情勢により空路輸送の問題から価格の高騰を招き、されに輸入量が激減しています。
この問題が解決されない限り、しばらくはオーロラサーモンも含めてノルウェー産サーモンは販売休止や再開を繰り返すことが予想されます。
⑥ ショップの【ノルウェー産サーモン】をご家庭で!
ここまでオーロラサーモンについての特徴をご紹介してきましたが、その価値はますます上がることが予想されます。

オンラインショップでは、安定的な供給の観点からオーロラサーモンは扱っておりませんが、同じノルウェー産のノルディックサーモンやアトランティックサーモンを販売中です。ご賞味ただければ幸いです(^^;;